クリックポストは、いつでも郵便ポストから差し出せて、郵便受けに配達されるとても便利なサービスです。
全国一律で配送料金が安いため、ネットショップの運営者はもちろん、ヤフオク、メルカリなど個人出品する方にも人気のサービスです。
本日は「クリックポスト」を500回以上利用した私の経験から、特徴、紛失の確率、補償、利用時の注意点などをまとめておきたいと思います。
クリックポストとは?
「クリックポスト」は、日本郵便が配達するメール便サービス。
日本全国一律運賃で発送でき、自宅で簡単に運賃支払手続きと、あて名ラベル作成ができます。
いつでも郵便ポストから差し出せて、郵便受けに配達されるので不在時も受け取れる便利なサービスです。
運賃 | 日本全国一律185円(税込) |
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追跡サービス | あり |
配達日数 | 概ね差出日の翌日から翌々日 ※お届け先が遠方の場合、離島等の一部地域の場合等は更に数日要する場合があります。また、差出時刻によっても異なる場合があります。 |
事前手続き | ・Yahoo!JAPAN IDの取得 ・Yahoo!ウォレット(クレジットカード払いに限る。)の利用登 |
支払い | Yahoo!ウォレット |
追跡情報の反映
追跡情報は、下記のタイミングで情報が反映されます。
- 引受局で引き受けたとき
- 配達局に到着したとき
- 配達員が持ち出したとき及び
- 配達を完了したとき
6つの特徴
- 日本全国一律185円(税込)
- ネットで運賃決済
- ラベルの手書きが不要
- ポストから差し出せる
- 郵便受けに配達
- 追跡サービスあり
クリックポストの荷物が紛失
先日クリックポストで発送したお客様から、追跡情報は「お届け先にお届け済み」となっているが、荷物がポストに入っていないと連絡がありました。
私は「クリックポスト」を500回以上利用していますが、このような事は今回が初めてです。
まずクリックポストの管理画面で、注文者の「住所」と「個人名」に間違いがないことを確認して、すぐに郵便局のお客様サービス相談センターへ電話。
後ほど郵便局から連絡があり、配達員に確認したところ、間違いなく配達した記憶があるとのこと。
近隣を調査するなど、しばらく探してみるため、調査の回答まで1週間程度お待ちくださいとのこと。
このようになってしまうと、私自身はどうすることもできず回答を待つ以外ありません。
紛失した荷物が見つかる
ところが、数日後私のところに、一般の方から「注文していない荷物がポストに入っていた」と連絡が入ったのです。
隣のマンションに配送されていたようです。
今回の紛失の原因は配達員の誤配だった訳です。
親切な方だったので、わざわざ連絡をしてくれた訳ですが、全ての人がこのように連絡をくれるとは限りません。
断っておきたいのですが、今回の記事の目的はクリックポストを否定するためのものではありません。
私自身クリックポストをとても安くて便利に利用させていただいているので、このサービスが終了してしまうとすごく困る利用者の一人です。
人がやっていることですので、一定の確率でいつかはこのような事が起こるだろうと思ってはいました。
ただどのくらいの確率で起こるのだろうといった漠然とした不安がありました。
しかし、驚いたことに
- 今まで誤配がなかったこと
- 荷物を受取ったにも関わらず、受け取ってないと嘘をつくお客様が今まで一人もいないこと
- 誤配された方がわざわざ連絡をしてくれたこと
日本では、ポスト投函されるメール便サービスは安心して利用できるということです。
クリックポストの紛失の確率
私自身クリックポストを少なく見積もっても500回以上利用していますが、このような紛失は初めてです。
ですが、実際荷物は見つかった訳です。
ですので、
クリックポストの紛失の確率は
ということになります。
クリックポストの誤配の確率は
です。
クリックポストの補償
クリックポストの補償について、郵便局ホームページのクリックポストの「ご利用上のご注意」には、以下のようにはっきりと記載されています。
万一配送途中に事故があった場合でも、内容品の損害賠償は行いません。
私のような誤配のケースでは、実際にかかった配送料金を返金してもらえましたが、近隣を調査をして見つからない場合、追跡情報で「お届け先にお届け済み」となっているものに対しては補償は難しいようです。
ですので、メール便サービスを利用する場合は、あらかじめ紛失することも想定にいれておくことが必要です。
- 高額な商品の配送には向いていないため、最初から利用しないこと
- ポスト配送、手渡し配送の配送方法をからお客様が選べるようにすること
クリックポストのデメリット
下記のように、不便に思う部分も多々あるクリックポスト。
- データのエクスポートができない
- 確定申告・会計ソフトとデータ連携ができない
- 請求書・システムに関することは、メールでしか問い合わせできない
- 稀に追跡バーコード及び二次元コードが読み取れず、配達されず「返送」されることがある
- 追跡情報で引受局で「引受」が反映されないことがある
まずネットショップを運営し青色申告をしているものにとって、データのエクスポートができないことはとても不便です。
ラベル印字に注意
また稀にではありますが、追跡バーコード及び二次元コードが読み取れず、配達されず「返送」されることがあります。
クリックポストは追跡バーコード及び二次元コードを読み取ることで受付となるため、住所表記がはっきりと印字されていても、追跡バーコード及び二次元コードのインクが薄かったり、にじんでいたりするなど、機会がコードを読み取れないと受付てくれません。
そういった場合、2~3日経過後に「返送」されるため、その間のロスタイムは大きく、お客様への説明にも困ります。
500回以上利用した内、「返送」されたのは1回だけでしたが・・・。
クリックポストのメリット
上記のように、デメリットはあるものの、それ以上にメリットのほうが大きいクリックポストです。
- 厚さ3cmまで日本全国一律料金で格安
- 郵便局へ持ち込みもポスト投函もできる
私のような個人ネットショップの場合、商品の性質、大きさ、お客様の選択などによって、複数の配送会社、配送方法を利用していることが多いと思います。
しかし特約契約というのは、1つの配送会社・配送方法で年間の差出予定個数が一定個数以上ないと契約が難しくなってしまいます。
また、郵便局のサービスで、よく似た小さな荷物の発送に便利なゆうパケットというのがありますが、こちらは厚さ1cm、2cm、3cmと細かく料金が分けられています。
しかし、厚さ1cm、2cmとなると、箱の厚さやクッション封筒だけでもかなりの厚さになるため、ほとんどの物が入りません。
契約も年間の差出個数も必要なく、厚さ3cmまで日本全国一律185円のクリックポストは、やはり他に代わるものがないサービスなのです。
これからも便利に使わせていただきたいと思っています。