新型コロナウイルスの流行による影響で、ネットショップの売上はどれだけ影響を受けるのでしょうか?
帝国データバンクは3月6日、新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査を発表しました。
調査によると、新型コロナウイルス感染症による自社の業績への影響、「マイナスの影響がある」と見込む企業は63.4%となったようです。
内訳は、「既にマイナスの影響がある」が30.2%、「今後マイナスの影響がある」が33.2%となりました。
私達のような弱小個人ネット販売者はどのくらい影響を受けるのでしょうか?
ネットショップはどれだけ影響を受けるのか?
2月は好調・3月は少し低迷
私自身は海外レディースファッションアイテムを中心にネット販売しています。
売れ行きに関しては、前年に比べて2月は好調でした。
しかし、安倍総理大臣が全国の小中高の臨時休校要請を出した影響があるのか、3月は前年に比べて若干低迷しているようにも感じます。
今買う「必要がない物」と「必要な物」
全国的なスポーツ・文化イベントの自粛要請で、外出をする人自体が少なくなったため、普通に考えてレディースファッションアイテムを購入する人も減ることが予想されます。
今買う「必要がない物」と「必要な物」とで分けると、私が販売している「レディースファッションアイテム」は、今買う「必要がない物」に当てはまります。
普通に考えても、外出をする人自体が少なくなったので、影響が出ないはずがありません。
宅配便・運送会社の影響は?
対面しない受け渡し
それでは、ネット販売にとって絶対必須の宅配会社の影響はどうなっているのでしょうか?
国内での宅配便各社は、マスク着用のほか「置き配」など消費者と対面しない方法で荷物を届けたり対策をしています。
航空会社が相次いで減便
私は海外のアイテムを扱っているため、先日仕入れのため、ドイツやアメリカに商品をオーダーをしました。
実際海外からの宅配便や運送には影響が出ているのでしょうか?
国内外の航空会社が相次いで減便を実施している状況です。
まだ商品が出荷されていない状況なので、具体的な出荷遅延が出ているとは連絡を受けていませんが、実際に出荷段階になると海外の配送状況もわかったくるのではないかと思っています。
アメリカでは、感染者が急増し、ますます警戒が強まっています。
ドイツでも感染者が多数でていると報道され、イタリアは、全土で不要不急の外出を控えよう求めるなど人の移動を制限している状況です。
今後感染者が増えた場合、必ず影響は出てくると思われます。
新型コロナウイルスで打撃を受けやすい業種は?
最近では、下記のような新型コロナウイルス感染拡大の特徴が見えてきました。
- 換気の悪い密閉空間
- 人が密に集まって過ごしている
- 近距離での会話や発声が行われた
という3つの条件が同時に重なった場となっています。こうした場ではより多くの人が感染していたと考えられています。
一方、感染者の約8割からは人への感染は見られないということも分かってきています。
ということは約2割の人から、悪状況が重なった時にクラスターが発生しているということです。
小規模の集団感染が報告例
下記のような場所で、小規模の集団感染が報告されています。
- ライブハウス
- スポーツジム
- 屋形船
- ビュッフェスタイルの会食
- 展示商談会
- スキーのゲストハウス
- 密閉された仮設テント
ネットショップは新型コロナで打撃を受けにくい!?
この例から見て、ネットショップやネット物販は、人が密に集まって過ごしているという状況とは正反対にあるため、どちらかと言えば影響を受けにくいビジネスだと言えます。
しかし、影響を受けにくいビジネスとはいえ、外出をする人自体が少なくなったこの状況で、影響が出ないはずがありません。
日々状況は変わっていくものだと思われます。
ネットショップを多店舗展開する一人として、現状を発信していきたいと思います。