「売掛金」の入金があった時点で入金額を照合し「入金消込作業」を行いますが、売掛金の残高が合わないことがよくあります。
売掛金の残高が合わない一因として、昨年末に複数の売掛金があり、いくつかの売掛金と今年度の売上が一括で今年度入金され、しかも売掛金が1度の入金ではなく複数の入金月にまたがることもあり、とにかく消し込みがややこしくなることがあげられます。
多店舗展開をしている場合は、さらにその処理の数が増えます。
年始にきっちり売掛金の消込作業ができていればいいのですが、確定申告前にまとめて行う場合、さらに複雑になってしまいます。
今自分が使っているクラウド会計ソフトで、下記のように「売掛金」が現状どのようになっているのか知りたいと思ったことはないでしょうか?
- 前期の「売掛金」
- 今期に支払いが完了した「売掛金」
- 今期に発生した「売掛金」
- 今現在残っている「売掛金」
本日はマネーフォワードクラウド確定申告で「売掛金」を確認する方法と対処法について書いていきたいと思います。
マネーフォワードクラウド確定申告で「売掛金」を確認
マネーフォワードクラウド確定申告では、残高試算表(貸借対照表/損益計算書)を見ることで、下記の各「売掛金」を確認することができます。
- 前期の「売掛金」
- 今期に支払いが完了した「売掛金」
- 今期に発生した「売掛金」
- 今現在残っている「売掛金」
残高試算表の見方
マネーフォワードクラウド確定申告の管理画面の左メニューより、会計帳簿 → 残高試算表をクリックする
貸借対照表と損益計算書が確認できます。決算書出力前に、それぞれの書類の確認が可能です。
残高試算表の一例
前期残高 | 借方金額 | 貸方金額 | 期末残高 | 構成比 | |
---|---|---|---|---|---|
売掛金 | 500,000 | 500,000 | 300,000 | 300,000 | |
売上債権合計 | 500,000 | 500,000 | 300,000 | 300,000 |
この一例を参考に説明すると、前期の「売掛金」500,000あり、今期に支払い完了の「売掛金」が500,000なので、きちんと消込ができていることになります。
- 前期残高=前期の「売掛金」
- 借方金額=今期に支払い完了の「売掛金」
- 貸方金額=今期に発生した「売掛金」
- 期末残高=今残っている「売掛金」
決算時には売掛金残高を合わす
売掛金の残高は、決算時には合わせるようにしましょう。
売掛金の残高が合わないまま次年度に繰越すと、「前年度の売掛金」以外の残高が残ってしまうことになります。
残高を合わすのがさらに大変になります。
決算時には売掛金残高をきっちりと合わすことが大切です。
税理士に確定申告業務を依頼するか迷っている方
経理作業は重要な仕事ですが、それ自体は売上を生む作業ではありません。
作業量が膨大になるため、時間がとられてしまい、自分の本業に支障をきたす可能性がある場合には税理士に相談するようにしましょう。
自分で行う作業も人件費と考えるなら、クラウド会計ソフトの購入価格なども含め、10万円以上の費用が掛かっている計算となります。
その方の状況にもよると思いますが、確定申告を税理士に頼んだ場合の費用によっては、どちらがお得かわからないとも言えます。
「税理士の探し方がわからない」、「どこに相談すればいいかわからない」などの理由で、税理士に確定申告業務を依頼するのに迷っている方は、一度自分の場合はどのくらいの費用になるのか相談してみてはいかがでしょうか。
税理士ドットコムでは、経験豊富なコーディネーターが税理士探しを無料でサポートしてくれます。
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