初めての確定申告・青色申告は無料で税理士による記帳指導を受けよう

初めての確定申告・青色申告は税理士による記帳指導が無料で受けよう

税理士による記帳指導が無料で受けられることを知っていますか?

私は、2015年に税務署へ「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出した時に、無料の記帳指導があることを知りました。

初めて青色申告を申請した人に、税理士が無料で記帳指導してくれるもので、費用は税務署が負担しています。

本日は、税理士による無料の記帳指導について書きたいと思います。

税理士による無料の個別記帳指導とは?

無料の個別記帳指導とは

帳簿のつけ方から決算・確定申告の手続まで、税の専門家である税理士による個別指導を、無料で受けることができる制度です。

税務署では、帳簿のつけ方から決算・確定申告の手続まで、税の専門家である税理士や、パソコンの指導員等によるアドバイスを無料で受けていただく「記帳指導」の機会を設けています。

「記帳指導」には、

パソコンによる記帳指導
国税局が準備した体験版の会計ソフトを利用した「パソコンによる記帳指導」
税理士による個別の記帳指導
パソコンをお持ちでない方などを対象とした「税理士による個別の記帳指導」

があります。

私は「税理士による個別の記帳指導」を選びましたが、株式会社マネーフォワードのクラウドソフト「マネーフォワードクラウド確定申告」を使って自宅で個別指導でした。

「記帳指導」を希望される方は、下記ページの「記帳指導の受講希望アンケート(兼申込書)」を税務署へ提出するか、税務署の個人課税部門(記帳指導担当)へ直接連絡してください。


参考
記帳指導が無料で受けられます国税庁

確定申告が必要な方とは?

事業所得が下記のように超えた場合、確定申告をする必要があります。
会社に勤めていて副業で事業を運営している場合 個人事業が専業の場合
副業の合計所得が20万円を超える 事業所得が38万円を超える
所得とは?

「収入」から「必要経費」を引いて残った額が、「所得」です。

実は意外と早い段階から確定申告をする必要がでてくるのです。

確定申告をする必要がでてくるタイミングで、税務署へ「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出し、無料の記帳指導に申し込むことがおすすめです。

税理士による個別の記帳指導を受けた感想

受講人数には限りがある

記帳指導の受講人数には限りがあるため、希望者多数の場合は受けられないと聞いていたので、無理だろうと思っていました。

「記帳指導の受講希望」の申し込みをしたことをすっかり忘れていたところ、税務署より「指導担当税理士のお知らせ」という郵便物が届きました。

「あなたの指導担当税理士が決まりましたのでお知らせします」という内容で、税理士による無料の個別記帳指導を受けることができるというお知らせでした。

記帳指導のスケジュール

初回は、納税地の税務署周辺の会場で実施する「導入講義」(記帳における基礎的な内容を説明)を受講します。

その後、税理士さんが自宅又は事業所で4~5回程度、帳簿のつけ方から決算・確定申告の手続までを指導してくれます。

具体的なスケジュールについては、初回は電話で、次回からは記帳指導を受けた後、税理士さんと直接次回の日程を決めました。

電話で話したところ、私の担当税理士さんは年配の男性でした。

第一回目の記帳指導日が決まり、それまでにいろいろと準備をしないといけません。

記帳指導の受講場所

私は受講場所が自宅か税務署の個室だと思っていたので、税務署でお願いしようと思っていたのですが、下記どちらかとのことでした。

  1. 自宅
  2. 税理士事務所

税理士さんとはいえ、他人を自宅に入れるのは少し抵抗がありましたが、税理士事務所へパソコンを持って行くのもどうかと思い、一回目は自宅でお願いすることにしました。

二回目は「税理士事務所」に行きました。

このように担当税理士さんによって、受講場所もその都度変えることもできました。

記帳指導までに準備すること

記帳指導の申込書には、会計ソフトの利用を「希望する・しない」を選択するようになっており、私は会計ソフトの利用するほうを選択しました。

第一回目の記帳指導を予定している期日までに会計ソフトを購入し、事前に入力しておく必要があります。

無料から使えるクラウド会計ソフト

マネーフォワード クラウド確定申告

マネーフォワードクラウド確定申告」は、株式会社マネーフォワードが提供する確定申告ソフトです。

私も2015年から、ずっと「マネーフォワード クラウド確定申告」を使用しています。

無料で使える「クラウド確定申告」

「マネーフォワード クラウド確定申告」おすすめの理由は、無料から使える点です。

マネーフォワードクラウド確定申告は、仕訳件数が年間50件を超えない場合、フリープランで無料で利用することが可能です。

ネットショップ・ネット販売を始めたばかりの方や、すでに副業で始めているけどお小遣い程度の方など、最初は無料で使える「フリープラン」で十分だと思います。

フリープランでは利用できない機能・条件がありますが、条件が合わなくなった時点で有料プランへ契約変更すればいいと思います。

私が「マネーフォワードクラウド確定申告」を使い始めた理由

会計事務所が勧めたいNo.1

クラウド会計ソフトといっても、数多くの会社が提供しています。

その中でも、私が「マネーフォワードクラウド確定申告」を使い始めた理由は

会計事務所が顧問先に勧めたいクラウド会計ソフトNo.1と言われている点です。

MFクラウド確定申告は、会計の基本である複式簿記形式を採用しているため、従来の会計ソフトをクラウド化したようなイメージで、簿記知識がある方が一番使いやすいソフトと言われています。

複式簿記の入力ができるため、使っていくうちに自然と簿記への理解を深め、知識を身に付けられます。

使うからには、基本に沿った正しい知識で覚えていきたいと思った点が大きかったです。

今まで会計ソフトを使用していた方、簿記の知識がある方、基本に沿った正しい知識で使いたい方には特におすすめのソフトです。

コストパフォーマンスが高い

マネーフォワードクラウド確定申告は、無料で使える点ももちろんのこと、仕訳件数が年間50件を超える場合も、「ベーシックプラン」年額8,800円(税抜)は、一番コストパフォーマンスが高いクラウド会計ソフトだと思います。

最初は無料で使い始めて、確定申告が必要なくらい利益が出た段階で有料プランに変更して使いたいかたには、コストパフォーマンスが高いのでおすすめのソフトです。

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